管理組合が自力で継続性・一貫性と保つのは困難

ある代の理事会が管理会社「依存」から脱却し、自分たち区分所有者がオーナーシップを持って管理会社を「活用」する方向でマンション管理を改善したとします。

しかし管理組合は、理事会役員の任期が1~2年の短期でどんどん入れ替わってしまい、引継ぎがなされず、ルール(管理規約)はあっても区分所有者が共有するビジョンがないような脆弱な組織力のため、良い取り組みも数年のうちに、早ければ1年で、何もなかったかのように埋もれ、なくなってしまいます。

前回の記事(管理組合は「戦争・平和・平和ボケ」を繰りかえす(1))でも書いたように、国、という大きな単位であっても「継続性・一貫性」を保つのがいかに難しいかを考えさせられるくらいです。
現状のマンション管理組合が、継続性や一貫性を維持することは、ハッキリ言って至難の業です。




管理組合の継続性・一貫性を既存の管理会社のフォローに期待する、、、のは、ほぼムリ!

残念ながら、これまでの管理会社(マンション管理業界)は、管理組合の継続性・一貫性を会社を上げて支援する、という概念が「まったくありません」。


むしろ、せっかく区分所有者が立ち上がり、マンション管理を改善していっても、管理会社が自己の利益ばかりを追求し、区分所有者から「マンション管理に関する興味・関心」を失わせるような活動(不作為の作為を含む)を継続したら、結局また元の「停滞する管理組合」に戻ってしまいます。


区分所有者がマンション管理に関する興味・関心を失い、管理会社が管理組合の利益より自社の利益誘導に走った結果、気がついたら
  • 管理費が高止まりしている
  • 修繕積立金が足りず値上げしなければならない
  • 修繕工事の見積がいつも不透明で高く、比較検討すらできていない
  • 機械式駐車場に空きが増えて収入が減っている
  • 丸投げしていた大規模修繕工事の質が低く不具合が多い
  • 管理費の滞納者が増えている
と言った状態になり、それに気づいた理事会が立ち上がろうにも、区分所有者の高齢化が進み、話がなかなか前に進まず、建物も老朽化してますますトラブル(戦争)が増える、、、


私は思います。

管理組合(区分所有者)から継続性・一貫性を失わせる原因の半分は、管理会社が作っている、と。

管理組合が「平和」から「平和ボケ」に移行するのを側面から支えているのは、管理会社である、と。



「区分所有者が平和ボケになって、マンション管理の全部を管理会社に丸投げしてもらうほうが、楽で儲かりますもの。」そう言う管理会社の声が、私にはハッキリと聞こえてきます。

いえ、聞こえてくるだけではありません。私自身、マンション管理コンサルタントとして、これまで10年以上、大手中堅の管理会社の姿勢ややり方を見てきましたから、間違いない、と断言します。




管理会社にも高い倫理とミッション・実行力が必要だ

当社はまだまだ小規模の新参者ですが、その理念や情熱、それに裏打ちされた経験だけは、どこの管理会社にも絶対に負けません。


そして、私たちがこのマンション管理業界のネガティブな姿勢を見てきたからこそ、その逆を行く、つまり「管理組合の継続性・一貫性」を支えるためにできることがあります。


(続く)


深山 州(みやま しゅう)
(㈱クローバーコミュニティ:共同代表)

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