グループ会社によるマンション管理
松原清植 クローバー管理
 
私が勤めていた会社は、マンションの用地の取得から設計、施工、販売、アフターサービスまで一貫して自社でできるというのが強みでした。また、分譲マンション以外にも、戸建や土地の有効活用としてアパート・マンション経営を考えているお客様まで、ともかく住まいに関しては豊富な事例を持っていました。

そこから蓄積されるノウハウと技術を活かして、住まいに関わる事業をトータルにプロデュースし、一貫したサービスを提供して世の中に貢献するしくみを持っていたわけです。

実際、そうしたトータルデベロッパーとしてのサービスは、さまざまなお客様のニーズを汲み取り、先取りしてマンションやアパートを企画し、最適の設計・デザインを進め、優良な物件を建築・施工していくことにつながります。

そして、完成する物件は、責任を持って販売に当たり、多くのお客様にご希望に近い形で提供するのです。
そういった意味では、トータルデベロッパーとしてのサービスは当時高い評価を得ており、分譲販売戸数も全国トップクラスでした。

 

ただ、トータルサービスには、販売成約の後、さらにその先がありました。

お客様が分譲マンションを購入してくださったら、系列会社が責任を持ってその後の管理業務に携わり、しっかり資産を守っていくという部分です。

その役割を担うのが、グループ内のマンション管理会社でした。
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当時は、「自社が物件を売りっぱなしにせず、一貫して保守管理に努める体制を取っているのは、一流デベロッパーとしての誠意の証」、私はそう信じて疑いもしていませんでした。
ほかの大手デベロッパーも同じようなしくみを競っていました。

しかし、後になって考えてみれば、管理会社がどのような仕事をしているのか、その頃はまったくわかっていませんでした。

正直に言えば「あまり興味がなかった」のです。
ただ漠然と、管理会社も同じグループの仲間であり、自分たちが売ったマンションをしっかり管理してくれていると理解していました。

「自分たちのグループ会社が管理しているのだから安心だ」

そういうイメージから、デベロッパーの系列会社がマンションを管理するのは、とても自然なことだと思っていました。


(続)

ーーーゼロからの挑戦(幻冬舎)よりーーーーーー 


「ゼロからの挑戦」(幻冬舎:2017年11月発売)より抜粋

松原 清植(まつばら せいしょく)
(㈱クローバーコミュニティ:共同代表)
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