マンションの「管理費」とは
松原清植 クローバー管理
 
共用部分を維持・保全するための経費として、区分所有者が毎月支払っているのが、「管理組合費」です。

マンションを買えば例外なく区分所有者=管理組合の組合員になるので、「組合費を払いたくないから管理組合に入らない」という選択肢も当然ありません。

ただ、毎月、管理組合費を負担しているにもかかわらず、区分所有者としての権利と義務をはっきり理解している人は、それほど多くないようです。

日頃から法律に親しんでいる人ばかりではありませんから、ある程度は知らないことがあってもやむをえないでしょう。しかし、多くの世帯が生活の場を共有するマンションでは、問題やトラブルが起こる可能性もないわけではありません。

そういうときのために、あるいは無用なトラブルを避けるためにも、自分たちのマンションに対する権利と義務は意識しておくほうが望ましいと思います。

そして、まさにその意味で、管理組合の存在意義はとても大きいのです。
マンションの維持・管理について何か問題があった場合、区分所有者は管理組合を通じて解決を図ったり、異なる意見を調整したりすることになるからです。

 

皆さんのマンションの管理組合も、全体で協力しながらマンションの共用部分を維持・保全しています。

といっても、町内会のようにみんなで一斉に掃除をしましょうとか、交替で見回りをしましょうという話ではありません。管理組合のメンバーが自分たちで作業をしてももちろんかまわないのですが、多くのマンション管理組合は、専門家にさまざまな管理・保守業務を任せています。

その専門家を取りまとめているのが「マンション管理会社」で、管理組合が管理会社に業務を任せることを「管理委託(管理委託契約)」と言います。管理組合は、管理会社を雇ってマンションのメンテナンスを委託し、その対価としてお金を払っているのです。
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管理会社と契約している場合、住民が払う管理組合費の中には、管理会社に支払う「管理委託費」が必ず含まれています。
※管理業務を管理会社に委託せずに住民が行い、直接メンテナンス業務を発注する自主管理の場合は、管理委託費は発生しません。ですが、マンションを自主管理している管理組合は全体の2割以下なので、ここでは省略します。

マンション管理会社に管理委託することで、住民が自ら掃除をしたり、汚損や故障を見つけて工事を手配したりしなくても、マンションの状態がしっかり保たれることになります。

管理会社が代わりにやってくれるので、マンションに住む人同士が、「忙しくて共同作業に参加できない」と恐縮したり、「交代制の見回りをしない人がいて不公平だ」と不満を持ったりすることも避けられます。

そうしてみると、管理会社はマンションに住む人にとって実にありがたい存在のように思えます。
その仕事の実体はともかくとして……。

(続)

ーーーゼロからの挑戦(幻冬舎)よりーーーーーー 


「ゼロからの挑戦」(幻冬舎:2017年11月発売)より抜粋

松原 清植(まつばら せいしょく)
(㈱クローバーコミュニティ:共同代表)
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